○○を使わない140字小説お題


 37.「魔法」 


彼女が最後に辿り着いたのは長身の若いバーテンダーが居る店だった。
お勧めを注文する。酔えれば何でもよかった。

出されたのは彼女の瞳色のカクテル。
心が疲れた時は甘い酒が一番さ、とバーテンダーが微笑んだ。
その優しい甘さに今夜恋人に告げられた別れの言葉が溶ける。

温かい涙が彼女の頬を伝った。


NAOさんは「魔法」をテーマに(しかしその語を使わずに)140字SSを書いてみましょう http://shindanmaker.com/430183
アクセルはバーテンダーという名の魔法使い。
[2014年 9月 20日]

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