○○を使わない140字小説お題


 42.「明かりをともす」 


雷の影響で屋敷が停電した。
「今、蝋燭を」
執事が燭台に蝋燭を立て火を点ける。
人工光とは違う暖かな光に心が安らぎ懐かしさを覚えた。
ふと長年苦楽を共にしたこの老執事と昔話がしたくなった。
「少し話をしないか?」
私の誘いに執事は穏やかに微笑んで「はい」と答えた。
仄かな光が私達を優しく包む。


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ステファン&執事のジョゼフ。蝋燭の光は少し特別な空間を作りだす。
[2014年 9月 26日]

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