○○を使わない140字小説お題


 7.「紳士」 


叔父がドアを開け道を譲ると女性が笑顔でメルシと言った。
「どういたしましてマダム」
洗練された作法と教養、そして厚い人望。社交界の誰もが彼に憧れた。
その叔父がレストランを出た暗がりで口付けてくる。
「今すぐ君が欲しい」
甘い背徳感に煽られる獣。
だが彼はズボンの折目を崩す事すらないだろう。


NAOさんは「紳士」をテーマに(しかしその語を使わずに)140字SSを書いてみましょう http://shindanmaker.com/430183
叔父×甥。またステファン向きのお題。
[2014年 8月 16日]

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