○○を使わない140字小説お題


 148.「夏」 


暑い!と呻きながらアクセルが額の汗を拭った。
ペットボトルを煽り上下する喉に水が伝う。

8月のパリ。
この日珍しく気温が30度に達した。
地元民はバカンスに出かけ、今は観光客ばかりの中心街。
俺たちは涼を求め、カフェに入ってジェラートを注文する。

大都会でこんなささやかなバカンスも悪くない。


NAOさんは「夏」をテーマに(しかしその語を使わずに)140字SSを書いてみましょう http://shindanmaker.com/430183
バカンスに行きそびれたハリーとアクセルの夏の街中デート。
[2016年 2月 28日]

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