「Knowing」の少年ハリーとステファンです。小説では屋敷でこういう行為はしてませんが。
フランス版”家政婦は見た”(笑)メイド視点の覗きの光景。フランスのB級インモラル映画の妖しさが醸し出せてたらいいな〜。
[2011年 1月 9日]
あれは旦那さまも奥さまもご不在の、夏の夜の事でございました。 明日の午前中お二人がお客さまを連れてお帰りになるというのに、あたくし客間のカーテンを付け替えるのを忘れておりました。 クリーニングから上がったカーテンを抱えて、客間のあるお屋敷の西翼に向かったのはもう真夜中の12時頃だったと思います。 客間に向かう長い廊下を歩いていますと、手前の部屋のドアから細く灯りが漏れておりました。 それはステファンさまのお部屋でした。 なにぶん古いお屋敷ですから、ずいぶん前からドアに狂いが出ていたようです。閉めたはずがきちんと閉まってなかったのでしょう。 今夜ステファンさまは森の小屋ではなくこちらにお帰りになっていたのだと思い、通り過ぎようとした時――。 「はっ…あ、あぁン……」 声が……。か細い声が聞こえてきたのでございます。勿論、ステファンさまの声ではありません。 こんな事ははしたない、いけない事だと思いましたが、好奇心には勝てませんでした。 あたくしは、薄く開いたドアからそっと中を覗き見てしまったのです。 目に飛び込んできた光景に、思わずあっと声を上げるところでした。 ベッドの上で金髪の女性が裸で四つん這いになっておりました。その後ろの方でステファンさまが腰を揺らしていて……明らかに性行為をしていたのです。 あたくしがモンティエのお屋敷でお世話になってから25年。ステファンさまは少年の頃からおモテになり、たいへんなプレイボーイだったのは存じております。でも今まで一度も女の方をお屋敷に連れて来られた事はありませんでした。 ですからとても意外に思ったのですが、それはあたくしの勘違いだったのです。 「――も、許して……ステファン」 その声と上げられた顔を見て心臓が止まる思いでした。 女性だとばかり思っていた金髪のその方は、ステファンさまの甥のハリーさまだったのです! 大学の夏休みを利用して数日前からハリーさまはこちらで夏の休暇を過ごしておいででした。可愛らしくてお優しいハリーさまは、あたくしたち使用人にも親切に接してくださって誰からも好かれておりましたし、ステファンさまもそれはそれはハリーさまを可愛がっておられました。 今、そのステファンさまがハリーさまに性的暴行をふるっておられるのです。 あたくしはどうしていいかわからず、ぶるぶると震えながら、でも目の前の淫らな光景から目が離せません。 「許してほしい?でもハリー、君の身体はこんなになって“もっと”って言ってるよ」 ステファンさまはそう優しい声で囁くと、腰を密着させたままハリーさまの身体を後方に引き寄せます。ハリーさまはそうさせまいと慌てて抗いました。 「いや……!深いのはいやぁ!お願い!」 ですがそんな懇願を無視して、ステファンさまはハリーさまのふとももに手をかけられ、ご自分の股の上にそのまま座らせてしまいました。 その途端、ハリーさまが大きな悲鳴を上げられました。 きっと深々と貫かれたことでしょう……。さぞ痛かったと思います。にもかかわらず、ハリーさまの足の間から何か液体のようなものが飛んだのがはっきりと見えました。 ハリーさまは達してしまわれたのです。 「うんと奥を突かれると堪らなく気持ちいいんだろう?恥じる事はない。感じるままに乱れなさい」 そう仰るなりステファンさまは激しく突き上げ始めました。 そのお言葉に間違いではないのでしょう。何故ならハリーさまの表情が、上げられる嬌声が、歓喜に満ちたものだったからでございます。 「ステファン……!あ、あ、あ、ステファンっ!……いい…っ!も…っと!」 「愛してるよハリー!愛してる、愛してる、愛してる……」 縋るものを求めてさまようハリーさまの手を、ステファンさまが指を絡めてしっかり握り込みます。そして快楽に耐えきれず泣き出したハリーさまを、赤ん坊をあやすようになだめながら、それでも突き上げるのをやめません。 白い肌をピンクに染められて、華奢な身体をしならせて、その時のハリーさまは息を飲む美しさでした。 しだいに追い詰められ大きくなっていくハリーさまの泣き声にかぶって、ぐちゅぐちゅといやらしい音が鳴り始めます。 あたくしは、はしたなくも興奮しておりました。 これは性的暴行などではありませんでした。 愛し合うお二人の神聖な儀式だったのでございます。 男性同士で、しかも血の繋がった者同士で、神をも畏れぬ許されない行為――。 ですが、あたくしは神が片目を瞑ってお二人を見逃してくださるよう祈りました。 高鳴る胸を押さえつつ、あたくしはその場から動く事が出来なかったのでございます。
「Knowing」の少年ハリーとステファンです。小説では屋敷でこういう行為はしてませんが。
フランス版”家政婦は見た”(笑)メイド視点の覗きの光景。フランスのB級インモラル映画の妖しさが醸し出せてたらいいな〜。
[2011年 1月 9日]