あの人は火の花だ、と思う 白い炎の花びらを持つ大輪の花 触れると凛と冷たい炎は なぜかやさしい香りを放つ それなのに 枯れる事も散る事も自分に許さず 最期にあの花は 自らの炎で自分自身を焼き尽くす そんな危うく悲しい花を どう愛せばいいのだろう そいつは向日葵だ、と思った 太陽に焦がれて空へと手を伸ばす そこに届きたくて精一杯背伸びする のっぽの愚かな花 いつしか 花は太陽の形となった 溢れる笑顔と明るさに 歩き続ける力を与えられる 自分こそが太陽なのだと その花は気付いていない
君という名の花
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